「戦争法廃止のチラシを置かせてもらうなら、先生、大学の近くにいいお店がありますよ」
と、聞き慣れない店の名を学生が耳打ちしてくれたのは、去年11月。せっかく教えてもらってあったのに、自分で行くのはちょっと勇気が出ず、仕事にかまけ延ばし延ばしになっていた。
そのお店「谷中ボッサ」のほうからおとといの夜遅くメールが届いてしまったのだから、びっくりだ。
「近所でカフェを営んでいますので、貴会のフライヤーをいつでも、よろこんで設置させていただきます。50部ほど、送料がもったいないので、通りすがりにでもお持ちいただければと思います。
明日夜は国会前に行きたいと思います。」
あわてて昨日、お店を訪ねたら、定休日で人が居ず、チラシは緑色のポストに入れてきた。
入り口の扉の張り紙には大いにたまげた。
国会前に抗議行動に行く人たちに、実に耳寄りな情報。
もっと早くに知っていれば!
谷中ボッサ!
憲法を踏み躙る戦争法の施行に抗議する幾万の人々が、夜の国会前で遅くまで声をあげ続けた。
街頭署名からのハシゴで、病み上がりの身に、長時間のシュプレヒコールはいささかキツかったが、
日本が戦争国家に向かって大きな一歩を踏み出した昨日ばかりは、
満身の怒りを込め、声をあげずにはいられなかった。
谷中ボッサはお休みだったので、魔法瓶入りの熱いコーヒーはなかったのだけれど。
H.K. wrote
お店、演奏会場、ギャラリーなどに「藝大有志の会」の署名チラシを置いてくださる方、
ご連絡くだされば郵送しています。→自由と平和のための東京藝術大学有志の会 お問い合わせページ
2000万人署名と同時平行で、藝大有志が集める独自の賛同署名。
ぼくたちの命と言論表現の自由を脅かす戦争法に、ぼくたちはNOの声をあげ続ける。
賛同署名は先週1500名を突破した。